お正月に食べるおせち料理の意味を改めて知って、良い年を迎えましょう!
2015年 11月 11日
知っておきたいおせち料理の"意味"
年末年始の話題のひとつに上がるおせち料理。
みなさんは、ごく普通に食べておられますが、
おせち料理にはすべてに意味があることをご存じでしたか?
お正月に食べるおせち料理の意味を改めて知って、
良い年を迎えましょう!
▼おせち料理の由来
おせち料理、もともとは季節の変わり目とされる「節」に、
神に供え物をし、宴を開くという
宮中行事で用いられていた料理。
「御節供料理」と呼ばれたこの料理は、
いつしか庶民の間にも浸透し、
お正月の「おせち料理」として定着してきました。
昔の人々はおせち料理に、
豊作や家内安全、子孫繁栄を願うという意味を込めました。
▽ おせち料理の献立の意味
おせち料理の献立は、地域や家庭によって様々です。
● 祝い肴三種
黒豆・・・元気に働けますように!
「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。
「まめに働く」などの語呂合わせからも、
おせち料理には欠かせない料理です。
数の子・・・子宝と子孫繁栄を祈る
数の子はニシンの卵。
二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、
古くからおせちに使われてきました。
田作り・・・小さくても尾頭付き
五穀豊穣を願い、
小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた田作り。
紅白蒲鉾・・・紅白は祝いの色
蒲鉾は「日の出」を象徴するものとして、
元旦にはなくてはならない料理です。
伊達巻・・・長崎から伝わった料理
江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、
伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので
伊達巻と呼ばれるようになったようです。
栗きんとん・・・豊かさと勝負運を願って
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理です。
昆布巻・・・昆布で健康長寿を
昆布は「喜こんぶ」の言葉にかけて、
正月の鏡飾りにも用いられている家内発展の縁起ものです。
● 酢の物
紅白なます・・・紅白でおめでたいさっぱり料理
お祝いの水引をかたどったもので、
おめでたい意味があります。
生の魚介と大根、にんじんと酢で作ったことから、
なますの名がつけられました。
● 焼き物
象徴
えびは、長いひげをはやし、
腰が曲がるまで長生きすることを願って
正月飾りやおせち料理に使われます。
● 煮物(煮しめ)
煮しめ
里芋・・・子芋がたくさん付くことから、子宝を祈願。
レンコン・・・穴があいたレンコンには、先を見通せるようにとの意味が。
くわい・・・くわいの大きな芽に、出世を祈って。
ごぼう・・・細く長く幸せに
by 1maki7
| 2015-11-11 17:40